銀のETFが一番
このところ東京を中心に新型コロナの感染者数が増えています。政府は「Go To トラベル キャンペーン」の運用を見直し、東京を対象外とする方針との報道がありました。
先行き不透明の中、日経平均株価は今月こそ横ばいですが、3月19日の今年の最安値から40%アップ(7月15日終値)しています。
業種別の成績と金・銀・プラチナの成績を、ETFで比較してしてみました。今年の最安値からのパフォーマンスが一番凄いのは銀なのですね。業種別では情報通信・サービスがトップとなっています。
ETFのパフォーマンス
以下の表に業種別ETF上位と下位3銘柄ずつ及び金、銀、プラチナのパフォーマンスを示しました。銀のパフォーマンスが飛び抜けています。銀行が苦戦しているのは景気後退と金利の影響でしょうか?
コード | 名称 | 今年最安値 | 7/15終値 | 騰落率 |
1626 | 情報通信・サービス | 16,930 | 24,370 | 1.44 |
1630 | 小売 | 14,190 | 20,200 | 1.42 |
1624 | 機械 | 23,200 | 32,550 | 1.40 |
1618 | エネルギー資源 | 7,010 | 8,120 | 1.16 |
1628 | 運輸・物流 | 12,280 | 13,480 | 1.10 |
1631 | 銀行 | 5,690 | 6,160 | 1.08 |
1540 | 純金 | 4,900 | 6,000 | 1.22 |
1541 | 純プラチナ | 2,032 | 2,843 | 1.40 |
1542 | 純銀 | 3,990 | 6,850 | 1.72 |
※1540、1541、1542はいずれも現物国内保管型
話題性は金
3月はあらゆる株や原油、貴金属類が売られました。こういう時は安全資産として金の需要が高まります。一時期いや今でも金の話題が多いですよね。
短期的なパフォーマンスだけ見ると金は大したことなく、プラチナにも劣っています。
金は採掘して取る技術も難しいので、今後それほど量が増える事は考えられません。長期的には金を勧める方も多いですし、やはり価格的には有望と言えるのではないでしょうか?
今後有望な業種は
TOPIXは今年の最安値からの戻しは33%(7月15日終値)、日経平均の方が戻りは良いようです。やはり、一定の銘柄がパフォーマンスを押し上げていますね。
ETFの業種では情報通信・サービス、小売、機械の順に良いパフォーマンスを示しています。新型コロナウイルスによりIT業界はさらに伸びそうですね。
情報通信・サービスは長期的にも期待できそうです。半導体関連や電子部品関連の企業も伸びが期待できそうですが、長期的には波があるかもしれません。
参考になるユーチューバー
経済や投資関係のYouTubeをよく見ています。特に参考になるのは、高橋ダンさんですね。高橋ダンさんは元ウォール街で働いていたハーフの方です。
日本のメディアが報道しない世界のトピックを中心にニュースを説明し、投資関係では結論となる根拠データを必ず示します。メディアが取り上げない情報が多く目が離せません。
もう一人は中田敦彦さん、さすがにオリエンタルラジオのボケ担当だけあって話が上手です。中田敦彦のYouTube大学は幅広い話題を取り上げていますが、投資関係でもためになるものが非常に多いですよ。
まとめ
3月に今年の最安値となった株価、先行き不透明ながらかなりの戻しを示しています。業種別や貴金属の中で銀が一番のパフォーマンスというのは驚きでした。
今日示したデータは4か月の期間です。参考にして頂いて結構ですが、未来の予測は出来ません。投資はあくまでも自己責任でお願いします。
2020.7.16