気にしている
皆さん、食品の消費期限や賞味期限を気にしていますか?気にせず食べたり、料理したりしている方と凄く気にしている方の両極端に分かれるのではないでしょうか?
大切なのは食中毒などの健康被害を起こさない事。食品が変だったら食べないか食べても吐き出すのが普通ですが、消費期限と賞味期限について知っておきましょう。
期限の表示
食品には、安全においしく食べられる期間があり、袋や容器に消費期限か賞味期限のどちらかが表示されています。
その違いを知って、健康を守るとともに、食品の表示によりいつまで食べられるかが分かれば、食べ物を無駄にする事もありません。
また、食品を無駄にしない事は、地球の環境を守る事にもなります。
消費期限や賞味期限は袋や容器を開けないで、書かれた通りに保存していた場合の安全やおいしさを約束したものです。開封後は早めに食べましょう。
消費期限
消費期限は期限を過ぎたら食べない方が良い期限で、この「年月日」まで、「安全に食べられる期限」の事。
お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、いたみやすい食品に表示されています。
賞味期限
賞味期限とは美味しく食べる事が出来る期限で、この「年月日」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」の事。
スナック菓子、カップめん、チーズ、かんづめ、ペットボトル飲料など、消費期限に比べ、いたみにくい食品に表示されています。
この期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
期限が無い食品・食材
消費期限や賞味期限が無い食品もあります。正しく保存すれば無駄にする事はありません。
1.アイスクリーム・・・冷凍保存が基本です。
2.昆布・・・水分を吸うなどした場合はカビが生えて食べられなくなるので、注意が必要です。
3.ガム・・・ガムの多くには水分がほとんど含まれないため、品質劣化の恐れがありません。特定保健用食品は除外。
4.梅干し(白干梅)・・・使われる塩が強力な殺菌効果を持ち、クエン酸も防腐効果があります。調味梅干しは除外。
5.砂糖・・・砂糖は結晶構造が安定している上に、吸湿性が高く、バクテリアや細菌が繁殖しにくいため、長期間品質が保持出来ます。
6.塩・・・構造が安定しており、水分を含まないので腐敗しにくい物質です。
7.はちみつ・・・表示が義務で2~3年と表示されています。但し、賞味期限が切れても食べる事は可能。糖度が非常に高く水分が少ないため、腐敗菌の繁殖を防ぐ事が出来ます。
8.米・・・長期間品質が変わらないわけではありません。精米してから時間が経つほど、酸化が進んで品質は落ちていきます。早く食べ切るようにしましょう。
9.野菜・・・切断した複数の野菜を混ぜ合わせたもの(サラダ用のミックス野菜など)は加工食品にあたるため、賞味期限の表示が必要になります。
10.果物・・・果物が賞味期限の表示を免除されているのは、劣化具合を見た目で判断しやすいなどの理由によります。
コーンクリームスープ
今日、昼食時飲み物が欲しくなり、袋に入った粉末のコーンクリームスープを飲みました。
カップにスープの粉を入れるとオレンジが混じった黄色。コーンクリームはこんな色だっけと思ったのですが、お湯で溶いて味見したところ変ではありませんでした。
我が家では箱(8袋入り)は古いものをそのままに、袋をその中に詰め込んでおり、期限がどうなのか解りません。
飲んだ後で調べたのですが、湿気で粉が固まっているものはカビが発生している可能性があるので捨てましょうとの事。遅かりしです。
まとめ
消費期限は期限を過ぎたら食べない方が良い期限で、賞味期限は美味しく食べる事が出来る期限。どちらも絶対に食べてはダメという事ではありません。
大切なのは食中毒などの健康被害を起こさない事。期限のない食品・食材も含め、見た目、匂い、味等ちょっとでもおかしいと思ったら食べない方が賢明かと思います。
2020.8.28