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金、銀、プラチナを含めた業種別ETFの株価、夏場からの傾向は?

はっきりしない日本の株価

新型コロナウイルスの影響で3月に急落した株価、予想と裏腹に夏までにかなりの回復がありました。

毎年弱い8月に日経平均株価は上昇しましたが、10月に入り先週上昇したかと思えば、今週は下落しています。

最近10年のアノマリーは10月の途中から上昇に転じ、11月は上昇基調が継続しています。今年はどうでしょうか?

7月16日の記事「金・銀・プラチナと業種別ETFで最安値からの戻りを比較、一番は銀だ!」を公開しました。

今回はその後どう変化したか、夏場からの傾向を検証しました。株価のデータは10月15日の終値を使用しています。

投資はくれぐれも自己責任でお願いします

ETFで探る業種の強弱

ETFは各業種に加え金、銀、プラチナの傾向を示しました。3月の最安値を基準とし、7月15日時点(終値)の上昇率、10月15日時点(終値)の上昇率は次の通りです。

1.上昇を継続している

●7月15日までの上昇率が高かった業種

純銀71.7%→93.2%
情報通信・サービス43.9%→57.3%
小売42.4%→53.1%

● 7月15日までの上昇率が低かった業種

金融(除く銀行):20.8%→29.9%
商社・卸売:16.2%→25.7%

2.上昇継続中だが緩やかになった

機械:40.3%→45.9%
電機・精密:37.5%→45.7%
素材・化学:30.9%→37.3%
不動産:19.4%→25.0%
純金:22.4%→26.1%

3.転換して緩やかに下落している

医薬品:34.6%→28.6%
鉄鋼・非鉄:32.1%→28.6%
電力・ガス:17.8%→11.4%
エネルギー資源:15.8%→9.7%

4.夏以降はほとんど変化がない

建設・資材:25.1%→28.1%
食品:20.3%→19.8%
自動車・輸送機:20.0%→20.1%
運輸・物流:9.8%→9.4%
銀行:8.3%→9.3%
純プラチナ39.9%→38.6%

■参考

日経平均:40.3%→43.7%
TOPIX:32.5%→36.1%

どちらも夏以降の変化は多く見られませんね。底堅いのか、上値が重いのか、今後何かのきっかけでどちらかの方向に動くのではないでしょうか?

より強くより弱く

日経平均、TOPIXの値は動きが少ないと感じますよね。しかしながら、個別株では強い銘柄は更に強く弱い銘柄は更に弱くなっているものがあります。

1.PER100以上なのに更に上昇

①3902【情報・通信】メディカル・データ・ビジョン(株)

●3月23日最安値から6.88倍

<企業の特色>
医療機関、製薬向けに医療・医薬品データのネットワーク化と利活用の両サービスを提供

②3962【情報・通信】(株)チェンジ

●4月3日最安値から7.71倍

<企業の特色>
企業・公共団体へIT技術やデジタル人材育成サービス提供。子会社がふるさと納税サイト運営

③6095【サービス業】メドピア(株)

●3月13日最安値から6.53倍

<企業の特色>
医師向け情報サイト運営、製薬会社の広告料が収益源。法人向け医療相談や特定保健指導も展開

2.PER10以下なのに更に下落

①9513【電気・ガス業】J−POWER

●3月16日安値から23%下落

<企業の特色>
04年に政府が民営化で株放出、電力卸が主。電源は石炭火力と水力中心、大間原発は建設遅延

②8304【銀行業】(株)あおぞら銀行

●3月16日安値から10.5%下落

<企業の特色>
旧日債銀。不動産融資と個人・法人向け金融商品販売が柱。GMOとネット銀開業。四半期配当

③9502【電気・ガス業】中部電力(株)

●3月16日安値から1.9%下落

<企業の特色>
電力3位。浜岡原発3基停止中。東電との合弁に火力発電事業を統合。M&Aで海外展開加速

配当と株主優待

今年は株主優待の廃止や変更が目立ちます。変更の内容は年2回から年1回、権利が100株から300株など改悪が多くグレードアップはほとんど見当たりません。

配当も減配する企業が結構あります。今年度は大幅減益なら良い方で赤字転落の見通しといった企業もあり、仕方ないかもしれません。

まとめ

今一つはっきりしない日経平均やTOPIX、一方、個別銘柄は強弱がはっきりしています。

今回は貴金属を含めた業種別のETFで夏場からの傾向を探ってみました。この先どうなるか全く分かりません。投資はくれぐれも自己責任でお願いします。

2020.10.16