今後のGDPは改善なるか
2020年1-3月期GDP速報値は、前期比▲0.9%(内需が▲0.7%、外需(純輸出)が▲0.2%)、年率換算では▲3.4%でした。二期連続のマイナスです。4-6月期は丁度半分が過ぎたところですが、新型コロナの影響を考えるとプラスになるのは難しいと思われます。
問題はその先です。雨のち晴れとなるのか雨のち曇りなのか、いずれにしても感染症を収束させ、第二波が来ないように行動しなければなりません。
経済の回復は気持ち次第か
この時期は紫外線が最も強いことから、ウイルスにとっては厄介な季節です。自粛効果と相まって新型コロナウイルスの感染者数はかなり減少してきました。短期的には今後、さらに減少すると思われます。
日本の高温多湿な夏を考えると、感染者の再拡大は無いかもしれません。となれば、経済の回復は国民の気持ちに左右されるような気がします。
GDPとは
GDPは国の経済活動の大きさを表す、もっとも基本的な指標と言われています。GDPを分解すると個人消費+設備投資+政府支出+(輸出−輸入)になります。
個人消費は個人がスーパーやネットで買い物したりマンションを購入すること。設備投資は企業が備品や社用車、工場などを購入すること。 政府支出は官公庁などで備品を購入したり、道路やインフラなどへの支出。 輸出と輸入の関係は、主に貿易の収支となります。
既に後退していた景気の回復は容易ではない
2019年10-12月期のGDPは前期比▲1.9%でした。2020年1-3月期よりもマイナス幅が大きかった訳で、やはり消費税の引き上げが要因と思わずにいられません。GDPはそれだけ個人消費に左右されるのではないでしょうか。
我が国では既に景気後退が始まっていたことになりますね。GDPの回復は容易ではないような気がします。皆さんはどう思われますか?
アメリカ経済にも注目
資産運用をされている方は多くいらっしゃると思います。投資をするうえで、日本の経済状態を知る事は重要ですよね。また、アメリカ経済にも注目しなければなりません。アメリカは先進国のみならず新興国にも影響を及ぼします。
経済活動の指標であるGDPは、注意深くウォッチしていく必要があると思います。投資に関してはあくまでも自己責任でお願いします。
まとめ
経済活動が雨のち晴れとなるかは、世界中の人々の行動にかかっていると思います。世界の一員として、日本が見本となるべく、一人一人が新型コロナウイルスの感染防止に協力していきましょう。世界中が注目しているかもしれませんよ!
2020.5.18