腸に良い秋が旬の食材
東京では先週から急に気温が下がりました。秋の彼岸が終わり本格的な秋を迎えたようです。
気をつけたいのは、腸の活動低下によっておこる便秘。ただでさえ日頃からお通じが良くない方はなおさらですね。
サプリメントを摂取する方法もありますが、腸に良い食べ物を摂りたいと考えている方が多いのではないでしょうか?
秋が旬の食材は食物繊維が豊富なことから、腸にとって非常に適していると言えるかもしれません。また、免疫力のアップも期待出来ると思います。秋が旬の食材は、
●芋類:さつまいも、里芋、じゃがいも、山芋
●きのこ類:松茸、舞茸、なめこ、しいたけ、しめじ、えのき
●穀物:米、麦・大麦
●豆類:大豆、小豆、いんげん豆
●海藻類:のり
●野菜:ごぼう、大根、春菊、にんじん、れんこん、ブロッコリー、白菜、長ネギ
●果物:いちじく、梨、柿、ぶどう、みかん、りんご、ゆず
●ナッツ類:くるみ、栗、銀杏、ピーナッツ、ごま
実りの秋と言われるように、やはり旬の食材は多いですね。
食物繊維は2種類
食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類。バランスよく食べる事が大切ですが、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維は1対2の割合が便通を良くすると言われています。
水溶性食物繊維
大麦、果物、こんにゃく、海藻類などに多く含まれています。
水溶性食物繊維は余分なものを絡め取りながら胃腸をゆっくり進むため、食欲を抑えたり、血中コレステロールの低下や食後血糖値の上昇を抑えます。
さらに短鎖脂肪酸が産生されることから、腸の動きが良くなります。
不溶性食物繊維
芋類、きのこ類、穀物類、豆類、野菜、ナッツ類、一部の果物などに多く含まれています。
不溶性食物繊維は水分を吸収して便のかさが増し、腸壁が刺激されて便通が促進します。
こちらも短鎖脂肪酸が産生されますが、水溶性食物繊維より少ないです。
腸内環境を整える
腸内環境を整えるには、食物繊維と一緒に発酵食品を取るのが一番です。
発酵食品にはみそ、しょうゆ、お酢、かつお節、納豆、ぬか漬け、ヨーグルト、チーズ、キムチなどがあります。
食物繊維は善玉菌のエサになり、発酵食品は食品に含まれる善玉菌そのものを食べます。腸の環境を整える事が出来ますので、腸の不調でお悩みの方は実行してみてください。
秋はなぜ腸が弱まる
夏を過ぎると気温がだんだん下がってきますが、人の体は体温を上げようとして交感神経が優位になります。
交感神経が優位になると、胃腸などの消化管の動きが悪くなり、ストレス、体の冷え、乾燥などで便秘が起こりやすくなるのです。
腸について
腸とは、小腸(十二指腸、空腸、回腸)と大腸(盲腸・結腸・直腸・肛門)の総称です。消化や吸収、排便に関わる器官です。
食物は十二指腸や小腸で消化吸収されて大腸に運ばれ、大腸で水分を吸収された後に大便として排泄されます。
大腸には乳酸菌や大腸菌などの腸内細菌が100種類以上も存在し、食物繊維を分解します。
上記以外の腸の役割
免疫力を強化・正常化する
感染を予防する
必須ビタミンを合成する
ホルモンバランスをコントロールする
アンモニアや硫化水素の生成を抑える
自律神経や精神ネットワークに関わる
この他、皮膚などへの影響も含め、人の健康に対して重要な役割を担っています。
腸がいかに大切な器官か分かるのではないでしょうか?
実践している事
年と共に便通が悪くなってきました。腸の機能が落ちているのを実感します。
三日以上お通じがないという事はありませんが、調子が悪いと感じたら、夕食に納豆+キムチ(常にはあるわけではありません)か納豆+キノコ類+海藻を摂っています。
これで大体改善出来ますね。納豆は1パックで十分。摂りすぎると「効果あり過ぎ」といった事もありますので、気をつけてください。
まとめ
秋は腸の活動が弱まる季節です。腸の不調により、いろいろな症状が出る可能性もあります。それだけ腸は大切な器官とと言えるのではないでしょうか?
秋が旬の食材は食物繊維が豊富。積極的に摂って腸内環境を整えてくださいね。免疫力アップにも繋がりますよ。
2020.9.27