胃腸がおかしい
朝晩は一時期に比べ幾分穏やかになっています。しかしながら、日中の暑さはまだまだ厳しいものがありますね。
暑さと喉の渇きで冷たいものを摂り過ぎていませんか?私は筋トレ後に倦怠感が抜けず、寝る時間を増やしたのですが、胃腸の調子が悪くなってしまいました。
今月は三回ウォーキングをサボってしまった事も影響しているのでしょうか?水分補給の量は多いものの、食事はほとんど変化なく体重も変わっていません。
今回は胃腸の調子を整える方法を紹介しますので、調子が今一つという方は参考にしてください。
調子が悪かったら受診
3年前の丁度今頃、胃の調子が悪く胃腸専門のクリニックを受診し検査をした事があります。胃の内視鏡検査とピロリ菌検査でしたが異常ありませんでした。
胃粘膜を保護する薬を処方頂いたのですが、しばらくすると治っていました。異常が無かった安心感も大きかったような気がします。
皆さん、胃腸の不調を放っておくのはダメですよ。不調が続いた時は専門医を受診しましょう。
胃腸の調子を整える
軽い不調や不調が何日も続いていなければ、以下の方法を実践してみてください。
1.胃の消化活動に負担を掛けないものを食べる。辛いもの、冷たいもの、油っこいものは避けてください。
2.ストレスを発散する。食べる事以外で出来る事を実践しましょう。ストレス発散で自律神経が整います。
3.ウオーキングなど適度な運動を行う。腸の蠕動運動を促進させましょう。
4.水分摂取を心がけてください。朝起きた時、毎食後、寝る前に水か白湯をコップ一杯飲みましょう。腸の活動を整えます。
5.お腹周りを温めましょう。胃腸の状態をアップさせる事が出来ます。
6.腸内環境を整えましょう。腸には100種類以上、600兆個の細菌が生息しています。発酵食品や乳酸菌などを含む飲料を取り入れると効果的です。
調子を整える食品
三大栄養素の胃の消化時間は次の通りです。
炭水化物:2~4時間、たんぱく質:4~6時間、脂質:7~8時間
どういうものが良いか
●炭水化物を主体の食事にする。胃の負担が軽減します。
●繊維の少ない食品を選ぶ。食材は細かく刻んでください。また、煮る・蒸す・茹でるなど柔らかくして食べましょう。
●味付けは薄い方が良いでしょう。また、香辛料などの刺激物は避けてください。
おススメの3食材
●大根・・・大根のシアスターゼが消化促進、胃酸をコントロールします。げっぷ・胃もたれ・胸やけなどの症状を解消させる効果が期待出来ます。シアスターゼは熱に弱いので大根おろしが最適です。
●山芋、とろろ・・・ネバネバ成分が胃粘膜を保護します。胃もたれ・胸やけに有効ではないでしょうか。生で食べる事をお勧めします。
●キャベツ・・・キャベツのビタミンUには胃壁を保護する働きがあります。特に冷やすとビタミンUが増加しますので効果的です。ビタミンUは熱に弱く水に溶けるので生で食べましょう。
不調の原因と症状
胃腸が不調に陥る原因には体の疲れ、ストレスの蓄積、カゼなども関係しています。
胃
胃液の分泌と胃粘液のバランスの乱れが原因となります。強いストレスを受けると自律神経が乱れ不調に陥ります。また刺激の強い食べ物でも起こります。
症状は吐き気、胃もたれ、胃痛、胸やけ、食欲不振。
腸
症状は便秘、下痢です。3日以上排便が無い状態を便秘と呼んでいる事が多いと思われます。下痢は大腸で水分が吸収されず、便が送られるスピードが上がると起きます。
便秘の原因
1.大腸の蠕動運動が弱く便の移動に時間を要し、水分が吸収され過ぎて便が固くなってスムーズに排泄が出来なくなります。
2.自律神経の乱れで腸内に痙攣する部位が生じ、便がスムーズに運ばれず、コロコロ状の便が出たりします。
3.肛門周りの筋肉がうまく動かず、あるいはいきむ力が足りず便が出にくい状態になります。
4.消化器の病気の症状として現れたり、薬の副作用で起こるタイプもあります。
下痢の原因
1.水分やアルコールの過剰摂取。
2.大食い、刺激物の大量摂取。
3.ウイルス性や細菌性の腸炎・胃腸炎
4.ストレスによる自律神経の乱れ。
5.病気によるもの
まとめ
今回は胃腸の調子を整える方法を紹介しました。胃腸の調子が悪いと体調にも響きますので早めに対処しましょう。不調が続く場合は専門医を受診してくださいね。
2020.8.26