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犬・猫を飼う前に考えてほしい事!飼ってから遅かったではダメ!

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覚悟と責任

ウォーキングしていると、遊歩道では犬の散歩に何回も出会います。また、路地では猫がいたり、ペットが多いのに気づかされますね。

ただ、元気なペットばかりではありません。また、ごく少数の飼い主の中には、トイレの世話が出来ず、やりっぱなしでマナーの悪い方も見受けられます。

これからペットを飼う方へ申し上げたいのは、人と動物が共生出来る社会の実現には、飼い主のモラルとマナーが必要という事。

ペットを飼うイコール命を預かる事。病気や事故、介護の状態になっても面倒を見れますか?お金もかかるし長い旅行は無理かもしれません。犬であれば毎日の散歩も必要です。

覚悟は出来ていますか?また、飼い主は社会や近隣に迷惑を及ぼさないようにする責任があります

これからペットを飼う方へ

ペットを飼うのなら一生責任を持ってください最後まで面倒を見続けられるか家族でよく話し合いましょう。

犬・猫の殺処分

環境省データの抜粋になります。

犬と猫の殺処分件数

2018年度推計の犬飼育数は約890万、猫飼育数は約960万です。

2018年度における犬の殺処分数は7,687頭、猫の殺処分数は30,757匹。

また、引き取り数に対する殺処分率は合わせて41.8%となっています。

猫の殺処分数のほうが圧倒的に多い理由は、避妊去勢手術をしていない猫の外飼いや、避妊去勢手術をしていない野良猫が子猫を産むなどです。

神奈川県は2019年まで犬は7年間、猫は6年間殺処分ゼロを実現・継続しています。保護ボランティアや県獣医師会が取り組んでいる成果と思われます。

守ってほしい事

環境省データに飼い主の方へ守ってほしい5か条がありますので紹介します。

1.動物の習性等を正しく理解し、最後まで責任をもって飼いましょう

飼い始める前から正しい飼い方などの知識を持ち、飼い始めたら、動物の種類に応じた適切な飼い方をして健康・安全に気を配り、最後まで責任をもって飼いましょう。

2.人に危害を加えたり、近隣に迷惑をかけることのないようにしましょう

糞尿や毛、羽毛などで近隣の生活環境を悪化させたり、公共の場所を汚さないようにしましょう。また、動物の種類に応じてしつけや訓練をして、人に危害を加えたり、鳴き声などで近隣に迷惑をかけることのないようにしましょう。

3.むやみに繁殖させないようにしましょう

動物にかけられる手間、時間、空間には限りがあります。きちんと管理できる数を超えないようにしましょう。また、生まれる命に責任が持てないのであれば、不妊去勢手術などの繁殖制限措置を行いましょう。

4.動物による感染症の知識を持ちましょう。

動物と人の双方に感染する病気(人と動物の共通感染症)について、正しい知識を持ち、自分や他の人への感染を防ぎましょう。

5.盗難や迷子を防ぐため、所有者を明らかにしましょう。

飼っている動物が自分のものであることを示す、マイクロチップ、名札、脚環などの標識をつけましょう。

平均寿命と必要経費

こちらも環境省データからになります。

平均寿命

犬の平均寿命は14.29歳、猫の平均寿命は15.32歳。

超小型犬の平均寿命は小型犬、中・大型犬に比べて長くなっています。

家の外に出ない猫の平均寿命は15.97歳、家の外に出る猫の平均寿命は13.63歳と差がありました。

必要経費

医療費を含む生涯の必要経費は犬が約179万円(超小型:約200万円 、小型:約175万円 、中・大型:約148万円)。

猫は約121万円(外に出る:約122万円 、外に出ない:約108万円)。

月に換算すると犬で1万円台、猫で6千円台が必要な事が分かるのではないでしょうか?但し、あくまでも平均値としてみてくださいね。

飼育のきっかけと理由

飼育のきっかけは犬と猫では違うものがあり、飼育の理由は同じものが挙げられています。

飼育のきっかけ TOP3

●犬
1.以前飼っていたペットが亡くなったから
2.ペットショップで見て欲しくなったから
3.毎日ペットの世話を出来る状況になったから

●猫
1.ペットを拾った、迷い込んできたから
2.友人・知人などから飼育を頼まれた、もらったから
3.以前飼っていたペットが亡くなったから

飼育の理由 TOP3

1.生活に癒し・安らぎが欲しかったから
2.過去に飼育経験があり、また飼いたくなったから
3.家族・夫婦間のコミュニケーションに役立つと思ったから

まとめ

犬や猫を飼う前に、平均寿命や必要経費を参考によく考えてくださいね。飼い主として命を預かる覚悟と社会的責任が必要ですよ。

最後まで面倒を見続けられるか家族でよく話し合いましょう。

2020.9.30