健康診断で体の状態を把握
高血圧症や糖尿病だと分かっている方は多いですが、自分の健康状態を本当に把握していますか?普段の生活で特に不自由していないから大丈夫だと思っていませんか?
根拠のない自信は怖いです。ではどうすれば良いのか、まずは健康診断を受けましょう。そして定期的(最低1回/年、できれば2回/年)に受けることが大切です。健診結果である程度は体の状態が把握出来ます。
本当に健康?
持病のある人が新型コロナウイルスに感染すると重症化するので危険?この情報はよく報道されているので皆さんご存じだと思います。
持病があればかかりつけのクリニックを定期的に受診していますよね。必要に応じて検査、そして投薬して貰っているわけで、ある意味安心かもしれません。自分はいたって健康と思っている方、本当に健康なのか分かりませんよ。
定期的受診で分かる事
健診結果により体の状態が把握出来ますし、定期的に受けることによってどう変化しているか知ることも出来ます。
経過観察で良いのか、さらに精密検査が必要なのか、薬の服用が必要なのか医師が判断するわけですから、とにかく健診を受けてあとは医師にお任せするというスタンスでOKです。もちろん、検査値の説明は必ずありますし、検査値が何を表しているか調べれば理解が深まります。
簡単な検査とオプション
日本では、死因の多くはガン、心疾患、脳卒中だと言われています。自分では血管の状態や内臓の具合は分かりませんよね。血圧一つとっても、毎日測っていますか?
健康診断は尿検査、血液検査が主です。この他にも検査項目は多少ありますが、半日はかかりません。シニア層は自治体によって多少の違いはあっても、ほとんどタダで受けられます。また、オプションで肺、胃、大腸、婦人科などもあります。
制度と反省
会社員だと社会保険証も貰えるし、1回/年の定期健康診断もあります。これは法律で定められているので、比較的安心です。
自営業や主婦あるいはシニア層は健康診断の制度があってもきちんと受けていない方が多いのではないかと思います。というのも私は会社員時代、特に営業をしていた頃はほとんど受けていませんでした。
きちんと受けたのは定年前の18年間くらいでしょうか。血圧がすごく高くなっていて、しばらくの間、経過観察し40代半ばで薬を服用し始めました。
老化現象と病気の違い
年齢とともに近くの物が見えにくくなったり、トイレが近くなったり、食べたものを飲み込んだら違う場所に入ったり、歩いている時に躓いたり、皆さん経験がありますよね。
これらはほとんど老化現象だと思います。体の各機能は年齢とともに衰えますが、それが正常なのか異常なのかは検査しないと判りません。
まとめ
日本で新型コロナの感染者数や死亡者数が少ないのは、国民皆保険制度が一つの要因だと思っています。
健康診断も自治体の制度を利用すればお金はほとんどかかりません。定期的に健康診断を受診し、自分の体がどういう状態なのか把握する事が大切ではないでしょうか。
2020.6.5